2、突然のミッドサマー
先週からはじめたメルマガですが、初週で登録者が100名を越えて、ほどよく2回目以降もがんばって更新していこうとモチベーションを新たにしています。今回は僕の熱狂と鑑賞に関する2つの長めのコラムとゲストとして美術作家の佐藤拓実さんと1990年代の日本現代美術史を研究する鈴木萌夏さんにコラムを書いていただきました。今回も盛りだくさんです。どうぞお楽しみください。
南島興
2022.06.29
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□熱狂
熱狂とはここ数日の日本のことでしょう。梅雨がかわいそうなぐらい呆気なく終わり、夏という荒野に全国民が放り投げられた、今日この頃です。ただ暑いならまだしも蒸し暑いのですよね。じめっと汗をかき、初夏の爽やかさは微塵もない、今日この頃です。毎年、暑くなっている気がするのは、地球は温暖化している!と喧伝するメディアの影響なのかどうか、地球温暖化プラセボ効果なるものが働いているからなのでしょうか。温暖化に対する構えとしては、むしろ暖かいのに冷えていると感じる寒冷方向のプラセボ効果を作り出すのが得策ではないかと思います。生命としてそれはあかんのかもしれませんが、温暖化を物理的にストップさせることがもし難しい局面になれば、その時のために寒冷プラセボのための研究開発がいまこそ押し進められるべきではないでしょうか。冗談はさておいても、もう熱中症の季節が来ましたので、みなさまお体、どうぞご自愛ください。ぼくは来週健康診断なので、何かの診断が下るわけですが、きっと健康体です。死なずにあと60年ぐらいは生きたいですね。できれば、何か熱狂できることを見つけて。