ものを考えるメディアとは

美大生と語る、美術のいま2本日開催です。
南島興 2023.03.22
誰でも

本日開催のアートジャーナリズムの夜:美大生と語る、美術のいま2について書きます。

これは美大生の話を聞く会ではありません。相対的には若く何らかの形で美術を志す者たちがその志を起点にして集まり、意見を交わす場です。目的は私たちは何を基盤にしてものを考えられるか?です。

きっとみんなものを考えている。それは美大生かどうかはまったく関係がありません。けれど、それらを適切に発し、受け取る場がない。こんなシンプルな機会が、ぼくが見る限り、ほとんどありません。だから、作る。本当にそんなまっすぐなモチベーションで企画しています。

この数日、メディアはメッセージであるという言葉を改めて嚙みしめています。ぼくはメディアを作りたいのではありません。というより、ぼくがメディアなのです。それはメッセージとしてのメディアです。だからすでにここにメッセージはあるはずです。明日のトークもまたすでにメッセージなのです。

メディアとは瞬間を凝結させて、その中に時間を生み出すある力学的な枠組みだと思っています。今回集まった美大生たちはまさにSNS上で瞬間的に集まりました。明日、その瞬間からぽろっとある意味の場が零れ落ちていきます。その時に時間が発生します。メディアがメッセージになるのはその瞬間です。

時間はメディアが作り出します。自然に流れているものではありません。ミシンにはミシンの時間が、電話には電話の時間があります。だから自分がメディアであるというのは、自分の時間を作り出すことを意味します。メディアはそのなかで他者が別の時間を生きるときにメッセージになります。

それゆえにメディアは他者を必要とします。自己完結はありえません。他者はメディアのなかで別の時間を生きる、もっといえば、上演するのです。今日はそういうイベントです(と主宰者として言いたい気持ちです)。

みんな好きに踊れる、メディアはもう十分にメッセージなのです。

どうぞ、ありあまるメッセージを受信してください。

いつも通り、会場に来られた方にも2週間アーカイブ視聴できるQRコードが配布されます。

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